【国際結婚】アメリカのバレンタイン:お返しや日本との違いは?

アメリカで最もハートが街に溢れかえるバレンタインシーズンがやってきた!
まず、あなたが日本育ちであるならば『バレンタインは女の子が好きな男の子にチョコを渡せる日』として、チョコを手作りしたことがある方が大半を占めるのではないでしょうか。
なぜバレンタインの話をするのに日本人であることを持ち出したのか、それはアメリカと日本では大きな違いがあるからです。
アメリカと日本のバレンタインの違い 9つ
誰が贈るのか
- 日本:主に女性から男性にチョコを贈る。自分に贈る自分チョコも流行っている。
- アメリカ:男性から女性に贈る。(もしくは男女関係なく、夫婦や恋人同士でプレゼントを交換する。)
何を贈るのか
- 日本:チョコレートが主流。
- アメリカ:花束、カードが主流。加えてチョコレート。ぬいぐるみ、ディナー、ジュエリーを贈る人もいて幅広いプレゼントを贈る。
ホワイトデーの有無
- 日本:3月14日のホワイトデーに男性がお返しをする習慣がある。
- アメリカ:ホワイトデーは日本で生まれた文化であり、アメリカにはホワイトデーの存在そのものがなく、その日で完結する。
告白文化の違い
- 日本:好きな人に想いを告白する日
- アメリカ:夫婦やカップルが愛を深める日、告白する日ではない。
『Will you be my Valentine?』は告白じゃない…?-
「私のバレンタイン(大切な人)になってくれませんか?」と訳せるので、告白のセリフのように聞こえますね。もちろん、その言葉を使って気持ちを伝える人もいるのかもしれませんが、英語ネィティブの夫からすると、それは古い表現で聞いたことはないそうです。
ですが、このセリフはバレンタインのカードやチョコレートなどにもプリントされている様に、「It’s kind of nice to say to Wife or Girlfriend.」とのことで、バレンタインを楽しむために奥さんや彼女にあえて使ったりできるスイートな表現らしいですよ。
友達とのバレンタイン文化
- 日本:「友チョコ」文化があり、友達同士でチョコを交換することが増えている。
- アメリカ:『Galentine’s Day(2月13日)ギャレンタインズデー』として、女性同士で友情を祝う日がある。
義理チョコ文化の有無
- 日本:『義理チョコ』として、職場の同僚や上司、友達にチョコを渡す習慣がある。
- アメリカ:義理チョコ文化はなく、基本的に恋人や家族、親しい人だけに贈る。
学校でのバレンタインの過ごし方
- 日本:学校では女子が好きな男子に手作りチョコを渡すことが多い
- アメリカ:小学校ではクラスメート全員にバレンタインカードや小さなお菓子や文房具などを配る習慣がある。
レストランの混み具合
- 日本:チョコを渡すことがメインなので、レストランは特に混雑しない。
- アメリカ:恋人や夫婦でディナーに行く人が多く、レストランは予約必須で非常に混む
プレゼントの予算感
- 日本:チョコレートが主流で手作りの人も多い。高級チョコを買うかにもよるがアメリカと比較すると安め。自分チョコにお金を1番かける人もいる。
- アメリカ:花束、バレンタインカードだけの人もいれば、中にはジュエリーやディナー、旅行をプレゼントする人もいるので、日本と比較すると予算は高め。
国際結婚夫婦のバレンタインのリアル
日本とアメリカのバレンタインの違いはいかがでしたか?もちろん、日本でもアメリカでもバレンタインデーの過ごし方は十人十色ですが、一例として、ここからは、我が家のバレンタイン事情のリアルな会話をそのままお届けします。ちなみに、夫は生まれてニューヨークを出たことがないイタリア系アメリカ人。

アメリカ式のバレンタインデーはとっても嬉しいんだけど、私からもチョコ準備したがいい?何だかそわそわするんよ。笑

初めて聞いた時は日本の文化に驚いたけど、その必要はないよ!僕はアメリカ式でいきたいから、ただ楽しみに待ってて
バレンタイン前日

ただいま!向こうむいてて!(何やらゴソゴソ…)

ん?おかえり!(分かりやすい…どうやら何か隠したいものがあるようだ)わかったー!

Ta-Da!!!(ジャジャーンっ!)
Happy Valentine’s Day Aina!
明日はグローセリーDAY(我が家は夫の仕事帰りに合流して毎週金曜に1週間の買い出しに行く習慣がある)でしょ?隣にいるのにプレゼント買うのも何だか嫌だし、サプライズしたかったから今日にしたんよ、明日はAinaの好きなもの買いに行こうね!


わーありがとう!Happy Valentine’s Day!

Of course! My Little Valentine
バレンタイン当日
そして、我が家は夫が前日言ってくれた通り、私の好きなお店でテイクアウトをしてお家で特別なディナーを食べました。ちなみに義理パパからは『Panettone-パネトーネ』を頂きました
- Panettone-パネトーネとは…
-
イタリアの伝統的な発酵菓子でドライフルーツが入っているケーキです。食感はふわふわしていて、柔らかい。練り込まれているドライフルーツが程よく甘く日本人の口にも合う美味しさ。手乗りサイズの小さなパネトーネもあるが、大きいサイズが一般的です。保存期間も長いので、食べる分だけ、少しずつ切り分けながら食べます。「パネットーネ」とも発音する。夫や家族は英語で「パネトン」と発音しているようです
アメリカのバレンタイン当日 in ニューヨーク
例のごとく普段と同じ曜日の同じ時間に夫婦でスーパーに買い出しへ…いつもと違うのは、バレンタインデー当日ということだけでした。
スーパーに着くとまず、目についたのが、買い物を終えた男性が花束を片手に颯爽と出てくる姿。入り口の自動ドアまですれ違った男性が3〜4人ほど居ましたが、全員花束を片手に持っていました アメリカ文化を目の当たりにした瞬間でした…素敵すぎる
次に気づいたのが、お客さんがいつもと比べて少ない!店内の空き具合もレジも普段よりも明らかに混んでない!そして男性が1人だったり、パパと子どもだけでいる家族も割合も多いような。
ニューヨークのどこも同じかと聞かれると不明ですが、バレンタインだから、奥さんやママは家でゆったりして待ってるのかなと勝手に想像してました…でも、ほとんどの買い物のワゴン内に花束が入っててほっこり
そして、お花コーナーの前には男性たちがどれにしようか悩んでいる姿が店内の装飾はもちろん、お寿司やピザまでもバレンタイン感満載のアメリカでした







まとめ
- アメリカのバレンタインデーは日本とは逆で男性から女性に花束やカードを添えて「愛」「感謝」を伝える日。
- アメリカのバレンタインにお返しのホワイトデーはない!
- バレンタイン当日のニューヨークはピザやお寿司もハートになる一大イベント


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